10月2日 弓道 新人戦東信大会 男子団体優勝 女子団体準優勝

坂口 健之

2022年10月03日 17:38

 やりました!
 弓道東信大会 男子団体優勝 個人大塚倖成君 優勝 女子団体 準優勝
 立派です。大会長として見守っていましたが、感激しました。



 弓道は、4人一組となって団体戦を組みます。4人のうち、的中数の高い上位3人が団体得点となります。出場29チームのうち、小諸商業Aチーム(男子はAチームのみ)は全24射のうち14中で2回戦が終わったところで1抜けで勝負ありでした。個人の大塚君は、8射中6射。優勝決定は2人の競射でしたが、一発で勝負ありとなりました。お見事です。
 女子は2チーム出場、41チーム中Bチームが19番目、Aチームが30番目の出場で、その段階でBは県大会ぎりぎり、Aは1位で、何とか祈る思いでしたが、最後は上田高校Aチームに逆転されてしまいAチームは2位、Bチームは残念ながら県大会ならずとなってしまいました。個人では伊藤樹里さんが7位、中條美織さんが9位で県大会を決めてくれました。みなよくがんばりました。すごい精神力です。日ごろの鍛錬、原先生、小池先生の指導のたまものだと思います。皆さんおめでとうございました。
 
 弓道は、当たっても外れても表情や態度にその感情を出すことはありません。日ごろからそう教え込まれているのでしょう。大会を見ていて、最後の県大会を決める競射で、ある選手が最後の的を外してしまい、県大会出場を逃しました。その瞬間、その選手は顔をしかめました。そして、その後椅子に座った後、悔しさがこみ上げたのでしょう、涙を抑えることができず、それでも精いっぱい礼儀をわきまえ道場を後にしました。めったに見ない光景でしたが、その純粋な涙に心を打たれました。一生懸命自分と戦い、思うような結果が出せなかった彼女は、きっと春、うんと強くなって戻ってくると思います。
 コロナで様々な活動が制限される中、何とか大会が行われています。コロナはきっと完全になくなることはないのかもしれませんが、高校生たちのかけがえのない青春の一ページを切り取ることのないよう、これからもみんなが気を配りながら乗り越えていきたいと思います。