9月16日 東信高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会
定時制の話題になります。
本日、タイトルにあるように生活体験発表大会の東信大会がありました。先日ブログで書きました、校内の発表会で選ばれた代表2名が東信地区12名の生徒共に発表をしました。
最優秀賞に、本校の1年小林清廣さんが受賞しました。小林さんは現在67歳ということですが、昨年の9月に「学びたい」一心で小商定時制の職員室に赴き、当時の教頭先生に「今からでも勉強できますか?」と問いました。教頭先生(現全日制教頭)は「大いに大丈夫です」と答えたそうです。
小林さんは、中学時代年間180冊の読書をしていたそうです。学びたいという思い、そして学んでいる今の気持ちを支えているもの、その礎になっているのはきっとその読書ではないでしょうか。
この年齢からでも学びなおせたこと本当に良かった。昼間は体が2つあってもいいくらい忙しく、夜は勉強、5時30分の始業にぎりぎり滑り込んでくるようなそんな毎日の生活だけど、とっても充実している。授業は新鮮で楽しいが、困ったことに一つの疑問が解決するとまた疑問が出てくる、これがやっかいだ、そうです。
人生の目標は120まで生きること。そう考えるとやっと折り返し。この先高校を卒業したら、大学で学んでみたいとも思っているとのことです。
だらだら生きるのはつらいこと。人間は学ばないと幸せにならない。私は本当に幸せだ。
定時制通信制に学ぶ生徒たちはもちろん、私たち教師も「学ぶということ」「当たり前が当たり前じゃないということ」を考えさせられ、背筋が伸びるような、すばらしい発表でした。
10月8日(土)長野県大会に進みます。